20年来の友達と久しぶりに飲んだ。
その人は博士号を取るため研究中の身で、論文を書くのに苦しんでいると言っていた。
漫画を描くのに苦しんでいる自分と同じ気持ちで、本当に話が盛り上がった。
その人の研究内容もニッチなものらしく、必要とされてるのか分からなくて苦しいし、自分が行動を起こすことでしか何も進まないから、研究がうまくいっていないときは本当に苦しい(研究がうまくいかない、というのはどういうことか具体的に聞けば良かったが、私が想像もできないいろんなことがあるんだろう)。
パソコンの前に座っても何も書けなくて嫌になる。
漫画だって別になくても誰も困らないし、連載じゃないから締め切りや催促もなく、自分一人で奮い立って動かないと本当に何も進まない。だから何も成果がなくて苦しい。
かなりの時間このことで語り合って、帰りの終電で一人考えた。もしかして今自分が「何も描けない、描きたいものがない」という苦しさって、締め切りがないからってだけなんじゃないか?
締め切りがあったら、何が何でも間に合わせるために考えるから、おのずと描きたいものが出てきたりして進むんだ。
博士号を目指す友人も、教授に「悩むのは普通のことだから、動きながら悩みなさい」と言われたそう。一番心に刺さったあ〜
高校の時から担当編集者という存在と漫画のやりとりをしてきて、ずっと何かしら締め切りがある生き方だったのに、急にそれがなくなってしまったから戸惑ってるのかもしれない。てゆうか描きたいものがないっていう感情を「締め切り」の存在によって分からなく(まあ、わかってはいたんだけど)していた可能性は大いにあるし、締め切りってそういうものか、そもそも。
ところで夏前に応募した秋の関西コミティアは受かったのだろうか。まだ封筒が届かないので落ちたのかもしれない。
「マンガイチ」というマンガワンの賞に応募するための読み切りを描こう。
月一で賞を決めてるみたいだから、9月中に一作完成させよう。
バイトを始めたので、いい感じに日々の時間に締まりが出てきた。
スキマ時間の方が人間やる気出るからな〜